tan

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密のtanのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

この時代に人工知能を作ろうとして、成功させていたことが衝撃すぎた。
こんな話が世界史の裏側にあったなんて、この映画を観て初めて知ったから観てよかったと思う。世界史学んでるときに観ていたらもっと面白かったかもと少し後悔。
アランチューリングって私はこの映画で初めて知ったけど、コンピューターの元を作った人なんだからもっと早く知るべきだったよね。

アランが変わっていくところや、チームが団結していくところ、エニグマを遂に解読する瞬間、面白かった。
あとクロスワードでテストして仲間を募集するのも面白い。発想が好き。
ただ、すべての攻撃を事前に知ることができるのに全ての人を助けられない、その秘密を守るのがどんなに大変か、、、
ドイツ側にエニグマ解読がバレてはいけない、私はそんな所まで気付けなかったーー。言われてみれば当たり前、そりゃそうなんだが、気付けなかった。ここでもアランすごいと思った。
チームの仲間の1人の兄を助けない決断をするシーン辛い。
アランのおかげで数え切れないほどの人が救われたのに、誰にも知られずに彼は死んでしまった。同性愛も認められずに、、
なんと報われないのか、、
最後、アランのその後の話などが語られる部分感動したけど切なかった。

「時には誰も予想しなかった人物が、誰も想像しなかった偉業を成し遂げる」
かっこいい言葉。
あなたは人と違う、普通じゃない、そんな言葉が何度も出てきたけどそれが良い意味だったり悪い意味だったり。
今は割と多様性を大事にしようという世界に変わってきているけど、未だに変わらない部分も沢山あるよなーとか。

単純に数学者が難問を解読!という話ではなくて戦争とか同性愛とか重い内容も含まれていて見応えがあった。
ただ映画の構成に関しては、現在と過去を行き来してるの半分以上過ぎるまで気づかなくて良くわかってなかった笑
もう一回くらい観たいかな!
tan

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