midnightBlue

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密のmidnightBlueのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

いつ、何処で、誰かが殺される事を知りながらも知らんぷりしか出来ないなんて歯痒さ通り越して絶望。
こんなの精神崩壊してもおかしくない。
だけどそうならないのは、あまりにも人が死に過ぎていたし、数で選ばないといけない状況下だったからなんだろうな。
戦争って本当最悪

『40人と200人の死、どっちが優先すべきか?』
って…数じゃないだろって怒りの感情が横切った。数字じゃなくて一人一人に名前があり生活があり一緒にいたい人がいるのに量として天秤にかけられる。
『国王1人と1万人の死、どっちを優先すべきか?』
の答えは、国王であり、それは皆なんとなく分かってる公然の事実。自分一個体の質量なんてあっても無くても変わらないと思わせてくる戦争は、本当に虚無だよ
(そういう抗えないヒエラルキーがあることを潜在意識に刷り込まれ、認識しているはずなのに"皆平等"なんて謳う人・団体・組織が嫌いだ)


「このサイテーな世界の終わり」の主役くんがアランの学生時代役で出ててビックリ!顔が丸みを帯びててとても可愛らしい…!

ホルモン投与で同性愛を治すとか本当馬鹿げてる…呆れると言うよりもただただ悲しいよ。

"同性愛"と一言で言っても、女性を好きになり、一緒にいたいと思う場合があることは発見だった。
この場合はきっと、男女の垣根を超えて本当の意味で"人間として"という前置きが当てはまるんだろうな。
セックスの対象は同性でしか興奮しないけれど
好きになる人は好きになった人というか
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