来夢

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密の来夢のネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

どうにも俺はこの手の伝記映画があまり上手に観られないんじゃないかって気がしてきている今日この頃。チューリングはSF好きなら誰もが知る偉大な人だと思うけれど、こうやってドラマにされるとなんか嘘っぽくかんじちゃうんだよね。俺がひねくれてるだけだと思うし、映画として楽しめてないわけではないんだけれど、なんかドラマチックすぎて嘘でしょとツッコミを入れたくなってしまう。
これ解読できたらどうするつもりなんだろ? 使ったら解読したのすぐバレるよな? って思いながら観てたら、まさかの無策とか、絶対みんなわかってたよね。天才が揃ってなにやってんの。ってなっちゃうじゃん。チューリングをカッコ良く見せるために他の小天才たちを低く描きすぎでは。チューリングと他の人との信頼関係も、チューリングに都合よく変わっていくし、実際はチューリングの変人っぷりから考えたらそんなに簡単なものじゃなかったと思うんだよね。全体的にチューリング以外のキャラがすべてチューリングの引き立て役になってしまっていて、作り手がチューリングしか愛してない感じがしてしまったな。
っても、俺も当時のチューリングのことを全くもって知らないので、これが本当に事実の可能性もあるから、もしそうだったらごめんなさいとしか言えないけれどね。
来夢

来夢