かつてカナダに実在した日本の野球チーム“バンクーバー朝日”のお話。
実話がベースということで物語はとても淡々と進んでいく感じ。前半は少しそのペースに物足りなさを感じたりもしちゃったけど、実際実話なんてそんなものだよね。
後半少しずつ光が見えてくる感じに、私まで心から嬉しくなれたなぁ。
差別や過酷な肉体労働、貧困。
当時カナダに移り住んだ日本人はきっととてつもなく悩まされたと思う。さらにその子供たちとなると、生まれた時から周りは日本語を話しているけれど住んでいる国はカナダ。勉強したくてもできない。やりたいことが上手くできなくて、きっとたくさん悩んだとおもう。
スポーツは国境を超える
っていう言葉がしみじみと感じられた作品。たとえ普段の生活で違いを感じていても、スポーツはフェアじゃなくちゃ。
さらにそのスポーツによってたくさんの人が元気をもらえて幸せになるのなら、願ったり叶ったり。
やっぱり現実は残酷で。最後までハッピーとはいかなかったけど、きっと朝日の人たちの想いはたくさんの人の心を動かしたっていうことは変わらないと思う。
最後は思わずうるっとしましたとさ。
国境を越えて繋がる想い。