自分の絵が旦那名義で売れてしまってモヤモヤする女性のおはなし。
才能があっても女性が成功するのは珍しいっていうおはなしか、女性が正当に評価されない時代に焦点をあてたおはなしかと思いながら観てたけどちょっと違った。
結局は才能のある人よりもセルフプロデュースできる人のほうが評価されるよってことを言いたい映画なのかなと思った。
なぜなら主人公の才能がそこまで優れていたわけではなかったという描写があったから。もちろん主人公のアイデア自体はキャッチーでバズる可能性は秘めてたけど、それでもムーブメントを起こせたのは夫の働きがあったからだと言いたいのだろうなぁ。
もしかしたら、監督自身が業界内でそういうことを感じてきたのかもしれない。
やっぱり技術力ある人より、友達作るのうまい人のほうが出世しそうだしねw
自分が生み出して勝負しようとしてきた思い入れの強いアイデアだったからこそ、逆にその作風に精神的に追い込まれていく描写が痛ましかった・・・