ウォルター(クリストフ・ヴァルツ)が妻マーガレット(エイミー・アダムス)の絵を自分が描いたと嘘をついたのは画家になりたかったウォルターのコンプレックス。
妻が絵を描き、ウォルターが絵を売る。お互いの能力を遺憾無く発揮し、仕事を分担していたなら2人は幸せになれたかもしれない。
人間は単純なようで難しい、難しいようで単純なものである。
ティム・バートン色は若干弱め。
故に万人に受け入れやすい作品。
クリストフ・ヴァルツの演技が素晴らしくエイミー・アダムスと娘を追いかけ回すシーンは『シャイニング』のジャック・ニコルソンを彷彿させる。(褒め過ぎかな?)