あや

ジャンヌ・ダルク裁判のあやのレビュー・感想・評価

ジャンヌ・ダルク裁判(1962年製作の映画)
3.6
ジャンヌダルクが異端裁判にかけられているところを淡々と映している。

ジャンヌは本当に神の声を聞いたのか今も議論されていることで謎に包まれているけれど、あくまでこの映画ではジャンヌが神の遣いという前提で撮られている気がする。たとえば火あぶりにされる最後のシーンで飛び立つ鳩。鳩は西洋絵画でも神の遣いや三位一体のシンボルとして描かれることが多い。

約60分という長さでもつたない足どりで火刑台に向かう場面を足だけ映し、祈るジャンヌの涙が光っているところ、煙に包まれる十字架など印象的なシーンは多い。
唐突に出てくる犬が唯一の癒しポイント
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