毛皮のヴィーナスの尽田のレビュー・感想・評価

満たすことの出来ない欲望を舞台の上で叶えようとした男の話。
「おとなのけんか」がどちらかと言うと苦手だったからどうかなと思いながら観たんだけど、個人的にはあちらより見やすくて良かった。面倒臭さはとんとんな気はするけど。
演技をする内に創作と現実の境が曖昧になったり、主従関係が入れ替わったり、作家の欲望が暴かれていく様は面白かった。