毛皮のヴィーナスの作品情報・感想・評価・動画配信

「毛皮のヴィーナス」に投稿された感想・評価

マゾヒズムの語源ともなった19世期オーストリア=ハンガリーの作家レオポルト・ザッヘル=マゾッホの傑作『毛皮のヴィーナス』の翻案作品。原作の小説を映画化し、さらに舞台の映画という捻りを加えてくることで、原作において主題となっていたマゾヒズムの支配と服従における権力のダイナミズムだけではなく、舞台演出における演出家と俳優とのあいだの権力、さらに男性と女性のジェンダー、セクシュアリティの権力関係までもが絡みあい、複雑化されています。役柄と同名の天才(?)女優ワンダを演じるエマニュエル・セニエの熟したエロスに落ち着かない気分になりました…。長椅子に横たわるトマに奥さんのことを事細かく尋問していくワンダは精神分析のセッションのようでした。
zhenli13

zhenli13の感想・評価

3.6
実はそんなに期待してなかったのだけど、これがとても楽しかった!ずっと楽しいなぁと思いながら観てた。
ryo1

ryo1の感想・評価

3.7
オーディションに遅れて来た見た目エロい女優さん。
なんだかんだでオーディションしてもらえるようになり始まった途端、舞台の空気やらなんやらがエロくなった!

なんか、カチッとスイッチが入った感じ。

なんじゃこの女優さん!

出演者は、あとは傲慢な演出家のみ。

で、その後は見事に女優さんの手の平の上で踊ってしまうのです。
立場も何かと入れ替わりつつもね。

もー、どっちが演出家なのか。

誰しも男性には女性を征服したい欲求があるようで、その反面、征服されたい欲求もあるようで。

観ていて昔、杉本彩姐さんの衝撃的な言葉を思い出した。

SとはSをさせて貰ってるのかもしれないですね。

少なからず感情移入してしまったのは、オレ、変態か?

この終始エロい空気を漂わす舞台を創り出してるポランスキー監督さんに踊らされてるのか。
どうやらこの女優さん、ポランスキーさんの奥様だとか。
カメラ越しにエロい奥様を第三者的に観てるのか、奥様に魅せられてるのか。

まー、何にしろ気持ちがザワザワしました。

ザワザワしたんかーい!
これ、凄かー!完全な形成逆転。不謹慎だけど笑える。そんな私を罰してください…。全てが皮肉に思えてきて最高です。
やっぱり、私はこの脚本家?っと言っていい?と同類でんがな、
Uzurakoh

Uzurakohの感想・評価

3.3
雨の密室空間で舞台は整い、2人の関係性が始まる。怪しげな問答ももはや暗示。触れる事ない2人遊び。
2na

2naの感想・評価

3.0
映画館鑑賞記録
マツダ

マツダの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

この作品は原作となった小説は必読な内容で…
・変態の方
・ス○っとジャパンとか好きな方(女性を下だと思い込んでいるエゴマゾを変態的にスカッと成敗って内容に見えなくもない)
にオススメできる作品だと思います。

面白い!変態的な傑作!
一応マゾッホの毛皮のヴィーナスを一度だけ読んだ事があるけど、そこから着想して捻りに捻られた展開に引き込まれて、倒錯し、心を支配される。

主演のオーディションに遅刻して来た女優、ワンダ。偶然にも作品の中のヒロインと同じ名前だが入ってきた時は、知性などまるで感じさせない、けばけばしい雰囲気を放っていた。
一方、オーディションを開いた主催者で舞台の演出家のトマ。根暗で偏屈、少し神経質そうでワンダを煙たがる。
しかし、この2人のオーディションでの芝居の部分と現実の会話の部分との境界線を曖昧にするようにあらゆるものを逆転させながら進んでいく。

最初こそ煙たがられていたワンダは、原作となった本への理解が非常に深く、まさに女優と言わんばかりにその場面に合った姿に変化する。
服や身に纏う空気すら変えていき、トマを支配していく。
トマは主催者側にも関わらずたびたびワンダに上手く操られるように誘導されていく。
ただのワンダの相手の読み手としては申し分ない程、役に入り込んでさらに凄くしっくり来ている。自分の作品への解釈が正しいと思い込み、反論を許さず怒り出す。間違いない、コイツ変態だ…
そんな感じでキャスティングは100点中200点ばりにベストマッチだった。

オーディションを受ける側が主催者を誘導して、支配する側とされる側が逆転。
しかし、トマとワンダの作品に対する解釈は違っていた。
支配されていってもこの解釈だけは譲れない、と言わんばかりにワンダを罵り、出ていかれそうになったら引き止める。またも逆転。
そしてオーディションの結果を聞かせないままに読み合わせを進めていく。

終盤、ついにワンダがどう演じれば良いの?と聞いてトマがワンダの役に。ついに男女まで逆転。
赤い口紅、ストールを羽織りヒールを履き…しかしその後、原作の小説ってこんな展開だっけ…?というような展開に。この脚本の中で支配する側だったワンダ(小説の中の)がクジェムスキーに支配される。
確かにトマが脚色しているもののコレ脚色どころじゃないぞ…
と思っているとワンダに拘束されて自由を奪われたトマ。
トマの作品への解釈はエゴや傲慢でしかない、結局は女性蔑視だ、と言わんばかりに罵られ…
最初の方で少し語っていたオープニングアクトを目の前で行われて、ワンダは去っていき、カメラがオープニングの逆回しのように劇場を後にして映画自体も終幕。その時に出るメッセージは小説の最初の文章!
オーディションの中の役と現実の立場、支配する者とされる者、作品への解釈の対立、男と女…ありとあらゆる対極にあるものをごちゃ混ぜに逆転させて曖昧にしていくこの作品、最後も起承転結から起に行くような形で作品の方向すら逆へ進ませるというなんとも絶妙な終わり方!
凄い面白かったです!
chiyo

chiyoの感想・評価

3.5
2015/8/11
犬

犬の感想・評価

3.5
SM

オーディションに遅刻してきた女優志望のワンダ
演出家のトマは、彼女から演技を見てほしいと頼まれて渋々付き合うことに
知性の欠片も感じさせないワンダだったが、いざ演技を始めてみると、役への理解もセリフも完璧だった
トマも次第にひきつけられ、やがて2人の立場は逆転していく……

19世紀オーストリアの小説家レオポルド・フォン・ザッヘル=マゾッホの自伝的小説をもとにした戯曲をロマン・ポランスキー監督が映画化した

演技なのか、それとも、、

魅力

セリフが良い感じ
引き込まれました

誘惑
最後はスゴいことに

2人しか出てこない
エマニュエル・セニエがセクシーです
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