ドラマチックさとは対照的な史実の再現。
閉められない扉、足。
ドライヤーの方よりも、ジャンヌが少女らしさを感じさせる。
様式美が素晴らしい。
相変わらずブレッソンの女優選びは素晴らしいことと、なぜだ…
ジャンヌダルクの裁判を描いた映画で最も有名なのはカール・ドライヤーの「裁かるるジャンヌ」だろう。それとまさに言葉通り対極にあるのが今作だと思う。
感情を引き立たせジャンヌの表情を一筋足りとも逃さぬ…
もしかすると、1番好きなブレッソン作品、いや、1番好きな映画とも言えちゃうかも知れない。。
溜め息ものの完璧な映像、演出。
出演者は全て素人というのが信じられない。
ストイックなブレッソンの息づかい…
空間の構成がよく分からなかった。どこにどんな部屋があってとか位置関係分からん。人間関係もよく分からなかった。味方?みたいな人もいたし。全員ジャンヌに対して批判的な人だと思ってたから衝撃。
でも、そう…
初のロベールブレッソン。
ものすごく冷静でひややかな作品という印象。
ジャンヌが一度もカメラに視線を向けなかったのが気になった。わざとなのかな。
神は上にもこちら側にもいないということなのか。
…
声ありだけれどモノクロの作品。
『裁かるるジャンヌ』との共通点は閉塞感かな。
完全アウェイ状態で海千山千のじいさん集団に追い詰められてゆくジャンヌとシンクロすると、あやうく呼吸困難におちいりそうにな…
『俳優なし。配役なし。演出なし。…では何があるのか。人生のなかから掴み取ってきた〈モデル〉を使うこと、これだ。見せかけること(俳優)ではなく、在ること(モデル)』
「シネマトグラフ覚書」
ロベー…
タイトル通り、かのジャンヌ・ダルクが、裁判にかけられ、火刑に処せられるまでを描いた作品。
流石ブレッソン、芝居掛かったり大げさだったりする事はなく、淡々としているのに、ものすごい緊張感が画面に漲っ…