ぴろもーど

ヴェロニカ・マーズ ザ・ムービーのぴろもーどのレビュー・感想・評価

5.0
海外ドラマ版の大ファンでした。残念ながら海外事情もあり、ファンが多数いたにも関わらず打ち切りにせざるを得なくなってしまいましたが、7年もの時を経て映画化。
この誕生秘話もDVDにはついているわけですが、私はこの誕生秘話でも泣きました。
ロブトーマス監督が立ち上げた資金集めのサイト。目標は200万ドル。これを1日で達成。集まった額は570万ドルでした。それだけファンの熱意も冷めなかったドラマの映画化です。
完璧にドラマファンの方々に向けて作られています。そしてファンを裏切らない仕上がり。
主演となるクリスティンベルは出産し、ハードな撮影の合間も3時間に1度搾乳したり。他のキャスト陣もほぼ寝ずに撮影。それだけファンの期待に応えようと必死に作られた映画です。出資者の方々もたくさん映画内にエキストラとして出演しています。私もお金さえあれば出資したかったなー。

さて、肝心の映画の内容ですが…高校生探偵だったヴェロニカは9年という時を経て、探偵を卒業。NYに進出し大手の法律事務所へ採用されます。彼氏のピズとも上手くいっていて、両親との顔合わせの予定も。
ところがある事件が起き、再び例のあの地へと戻ってくることになるんです。同窓会に参加したりする中で、懐かしい顔ぶれにあったり、セックスビデオ流出だったりとあぁ、懐かしいなあーもう。こんな世界だったなあーと。
その事件に関わることでまあヴェロニカ自身の環境であったり心情も変化していくわけです。海外ドラマのヴェロニカマーズの世界観が失われていない見事な出来栄え。

語り出すと思い切りネタバレしてしまいそうなうえ、止まりません。笑

とりあえず海外ドラマを観てからの鑑賞をお勧めします。そして海外ドラマでファンであればファンであるほど、この完成と誕生秘話はたまらない作品。