このレビューはネタバレを含みます
記録。
ずっと気になっていた映画。
安達祐実、可愛い、、
お着物、きれい、、
何故か吉原を舞台にしたものには惹かれてしまう。
いつの時代も恋は儚いものですね。
凛と男に向かう朝霧が格好良かった。
残酷な運命。
好いている人には絶対に知られたくなかっただろう。見られたくはなかっただろう。
男の嫉妬、嫌ね~、まあ見事に津田寛治がゲスい役をやり切ってますね(笑)
津田寛治の演じる役の男がゲスくて、とても汚らわしく感じた。
半次郎は、朝霧を守ったけれど、姉の復讐を果たせたのだろうか。
自分が見つかったら打ち首だと分かっていて、覚悟を決めてでも朝霧の夢を叶えてあげようとした半次郎、、惚れるってそんなの。
花宵道中のシーン、半次郎の目に映る朝霧はとても美しかった。
二人が愛し合うシーン。
「もうこの花は、誰にも見せなくて良い」という半次郎の言葉。どんなに朝霧が嬉しかっただろうと思うと、胸が苦しかった。
あんなに愛し合い、抱き合ったというのに半次郎は髪という姿で朝霧のもとへ帰ってきた、、切ない。
半次郎の髪を握ったまま、身投げした朝霧。
「絶望したのではない、一生分の花を咲かせた」という言葉に観ている私は救われ、最後の朝霧の笑顔は美しかった。