あきしげ

案山子男 オン・ザ・ビーチのあきしげのレビュー・感想・評価

1.0
案山子男が伝説が物語の始まり。
2作目はもうどうでもいいです。

満を持して3作目の登場です。
なぜシリーズ化したのだろう。
疑いたくなるようなシリーズ。

パターン化した殺人鬼のホラー映画。
有名なシリーズに倣って製作される。
今回の案山子男は以前に増して悲惨。

前作では無関係な人まで殺した。
案山子男は設定として復讐する。
それが大前提で物語が展開する。
前作ではそれを完全に無視した。

何より案山子男になる過程。
主人公は必ず案山子男の下、
魂が乗り移っていくのです。

本作でも同じ設定です。
ただ、大きな問題があります。
それは案山子男の造形。

前作までは藁の要素がありました。
しかし、本作では完全に着ぐるみ。
もう被り物になって藁がなくなる。
その造形があまりにも酷いすぎる。

今回はおっぱいシーンが多いです。
最初はアメリカン豊胸のおっぱい。
次にはビーチで貧乳がトップレス。
エロに走ったらおしまいなのです。

階段から転げ落ちるという言葉。
本シリーズはまさしくその言葉。
本作は決定的なる相応しい言葉。

ただ、前作よりは動機がハッキリしている。
自分を虐めた野球部の先輩を皆殺しにする。
本作の案山子男は復讐の為にやって来ます。
それも畑や街じゃなくてビーチになります。

主人公のサムは糖尿病でインスリンが必要である。
野球部の洗礼を受けトウモロコシ畑に放置される。
それによりショックを受けて意識不明となります。
ちょうど括り付けられた案山子男に魂が乗り移る。
体はまだ病院のベッドで辛うじて生きている状態。
その為に殺す度に体が微妙に反応していくのです。
しかも、今回の案山子男は口笛とともに登場する。
新たな演出を加えて新鮮味を出そうとしてました。

親友であるジャックがサムがピンチの時、
彼女とイチャイチャしているというクズ。
サムが重体になってキャプテンを責める。
でも、その時は彼女とベッドにいました。
だからキャプテンの行為を責められない。
何より持病持ちのサムを不正入部させた。
他のいじめっ子とは変わらないクズです。

チームのキャプテンはチビ。
威勢だけがいいボス面チビ。
サムを見殺してしまうチビ。

自分が死にそうなのにビーチで楽しくする野球部。
そりゃ、案山子男になったサムもぶちキレますわ。
親友であるジャックですらビーチで楽しんでいる。
そりゃ、問答無用に案山子男が殺したくなります。

それにしても中身は藁という事実。
それなのに打撃と電撃が通用する。
身軽な動きが一切ない鈍重な動き。
もう案山子男である必然性がない。

それと野球部が7人しかいない。
野球は9人いないと成立しない。
それなのにエースとキャプテン。
試合した事があるのでしょうか。
野球部にした意味はなんだろう。

RE-154