フィリップ・シーモア・ホフマンの遺作。スパイ小説の大家『裏切りのサーカス』のジョン・ル・カレの同名小説の映画化。ハンブルクを舞台にリアルな諜報合戦を繰り広げるサスペンス。
ドイツの港湾都市ハンブルク。諜報組織でテロ対策チームのリーダーを務めるギュンターは、港から密入国してきたひとりの若者に目を付ける。チェチェン出身の青年イッサは、イスラム過激派の一員として国際指名手配されていた。しかしギュンターは、イッサをあえてそのまま泳がせ、彼をエサにして、テロ組織に巨額の資金を提供する黒幕の大物を捕らえようと計画を練る。一方、彼の背後では、CIAもひそかに独自の行動を開始し…。