ゆっきー

ぼくのアントワーヌ叔父さんのゆっきーのレビュー・感想・評価

4.0
さすが、カナダ映画史上最高傑作とか言われてるだけある。グッときた。大好き。撮り方が、引きのショットをベースに、会話は切り返しという個人的に一番見やすい撮り方だし、ロケ地が、普段見慣れないカナダの田舎町で良い。

基本グリフィスに忠実な職人的映画なのだが、ときたま、ハッとするショット(子供が死んだ家でふるまわれた晩飯をがっつく伯父さんを見る広角レンズで撮られた主人公の主観ショットなど)があって、心地いい。そりで雪の中、死体を運ぶシーンは美しい。

あとセット大事。レオーネの後期作品とかもそうなんだけど、家の中の小物とかね。かっちり揃えて生活感醸し出してるのに弱いんだよね。セットは大事よセットは。この映画も雑貨店が舞台なんだけど、まぁカットが変わるのがもったいないんですよ。
ゆっきー

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