おはる

仁義なき戦い 代理戦争のおはるのレビュー・感想・評価

仁義なき戦い 代理戦争(1973年製作の映画)
3.7
「人を食わにゃ おのれが食われる」
戦後の広島を舞台とした仁義なきヤクザ同士の抗争のお話第3弾。

スピンオフ的な前作を経て広能昌三兄貴が主役に返り咲きということで正当な第1作目の続編にあたるであろう本作。神戸2大ヤクザが絡み広島ヤクザの権力闘争は代理戦争の様相を見せ、さらなる大きな抗争へと発展していく。

とにかく話が大きくなった分ややこしさが増し増しで集中して観ていないとついていけない笑
でもまあ昌三兄貴をはじめ、それぞれの登場人物がいい具合にキャラ立ちしているので話にイマイチついていけなくても十分面白かったが。そういえば梅宮辰夫や渡瀬恒彦って前の2作で死んでたけどあの人たちはなにゆえ生き返っているのでしょう笑

"戦いが始まるときまず失われるのは若者の命である"というメッセージは『代理戦争』という副題や制作された時代を考えるとベトナム反戦の意味合いも込めていたりするのかななんて思いました。
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