組織内の跡目争いや、神戸組織との勢力争いが１、２作目にも増して激化。結構入り組んでいます。アウトレイジビヨンドの東京山王会と大阪花菱会とのやり取りは、相当今作からの影響を受けているなと感じました。
ヤクザのことは詳しくありませんが、会社内の出世争いに少し似たところがあって、ゴマをすって出世する人もいれば、自分のスタイルを貫いて上司に嫌われるパターンの人もいます。
やっぱりそういう意味では、義理人情を貫く主人公の広能はかっこいいですね。自分のところで面倒を見ることにした、倉元猛に対して「母親の下駄を揃えてやれ」とか「ちゃんと最後まで送ってやれ」とちゃんと若い衆の事を思って行動してくれる姿にはしびれます。ラストはめちゃくちゃ熱かったです。オヤジ付いていきます！！
新キャラもたくさん出てくるし、１作目や２作目で既に死んでいる役を演じた人が別の役で再登場したりするのでちょっと混乱する部分もありました。ちなみに梅宮辰夫演じる岩井新一は役で眉毛が無い役をやっているんですが、その当時まだ幼かった梅宮アンナがその顔を見て怖がって泣いていたらしいです。
