エイデン

ゴッド・オブ・ウォー 導かれし勇者たちのエイデンのレビュー・感想・評価

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1348年、イングランド
黒死病が蔓延していた時代
修道士のオズマンドは感染を疑われ投獄されていたものの、ようやく解放されるが、彼がそこで見たのは衰弱しながら命を枯らしていく無数の人々だった
村にも迫る黒死病の恐ろしさを知ったオズマンドは、恋人のアヴェリルに村を出て“デントウォッチの森”へと避難するよう伝える
アヴェリルは1週間の森にある“殉教者の十字架”で待つので、オズマンドも来るよう言い、彼も迷いながら同意する
ひとまず修道院へと戻ったオズマンドは、村へとやって来た司教の使節である騎士のウルリクに出会う
ウルリクは、大湿原にあるという黒死病の患者が出ていない村を調査するために、デントウォッチの森や大湿原に詳しい土地勘のある案内人を求めていた
千載一遇の機会と見たオズマンドは案内人を願い出る
翌日、ウルリクの騎士団と合流したオズマンドは目的の村へと向けて進み始めるが、その途中 ウルリク達の本当の目的が、村に潜むという黒魔術師ネクロマンサーを火刑に処すことだと知る
ネクロマンサーは黒死病を悪魔の仕業と考えて崇拝し、死者の蘇生など神を冒涜する行為を行っていると噂されていた
話が違うと憤慨するオズマンドだったが、仕方なく同行することに
しかし それからすぐに騎士団の1人グリフが血を吐いて倒れてしまう
黒死病にかかっていたと判明したグリフは介錯を願い、オズマンドが祈りを捧げ仲間の手によって死ぬのだった
悲しみに暮れながらアヴェリルの無事を願うオズマンドと騎士団は、ついにデントウォッチの森へと足を踏み入れるが・・・



黒死病が渦巻く中世を舞台にしたアドベンチャー映画

謎に爽快ファンタジー・バトル・アクションみたいな邦題やパッケージに惹かれたのであれば回れ右したほうがいい
導かれもしないし勇者も出ない
中身は陰鬱な雰囲気が漂うリアル路線

ストーリーとしては纏まっていながらも、歴史好きマンとしては救いの無さは目に見えてるので、いつ勇者とか出てくるのかと淡い期待を抱きながら観終わってしまった

まだ有名俳優の仲間入りをする前のエディ・レッドメインや、ショーン・ビーンといったメンツも揃える粋なところもあるので、期待せずに観ると面白いと思う

ラストにアレに繋がるのは、ああ・・・っと変な声出そうになりました
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