MegmiTanak

愛の地獄のMegmiTanakのレビュー・感想・評価

愛の地獄(1994年製作の映画)
4.2
べアールの女としての衝撃の美しさに、衝撃を食らった作品。着飾るのとは全く異なる、フランス女の”生身”の官能というか、内面からにじみ出る色気を当時初めて体感した。この点が、映画の中の一つの要素として強烈すぎるのが難点かな…

こんな夫絶対にイヤだ最上位のポール。でもこれが単なる行き過ぎた嫉妬ではなく、心から愛した夫の深刻な精神疾患だとしたら、私はどうするだろうとしみじみ考える…。映画は終わっても「SANS FIN」、終わりなき妻ネリーの闘いは続く。

アンリ=ジョルジュ・クルーゾーの『地獄』もまた、完成していたら、本作以上の傑作となっていたことでしょう。
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