かや

女神は二度微笑むのかやのレビュー・感想・評価

女神は二度微笑む(2012年製作の映画)
4.1
歌わなくても、踊らなくても、インド映画は面白い。

インド発、極上のサスペンスムービー。
インドのアカデミー賞と言われている賞レースで5部門受賞したらしい。


極上のサスペンスなので、あらすじを言ってしまうのは御法度。
そもそもサスペンスは何も知らない方が楽しめる。

最近ではだいたいの映画で、予想がつけれるようになったから驚かなくなってきたが、本作は見事に騙された。
なんとなくこうだろうなぁっていう漠然とした想像はしてて、間違ってはなかったものの想像の遥か上をいっていた。

一つずつ丁寧に謎を明かしていくことで展開されるストーリーを、あえてカットを多くして、丁寧かつテンポ良く見せている。
何気ない一つのセリフでさえもカットを割るという、本来であれば全く意味を成さなそうな技法でさえ、スタイリッシュに感じられる。
徐々に真実に近付いていくストーリーとその見せ方が、飽きというものを微塵も感じさせない。

クライマックスで真実が判明したときに、恐ろしいほど伏線が転がっていたことに気付かされる。
2回目を観れば、もっと散りばめられた伏線を発見することになるだろう。

主役の女性を演じたヴィディヤーバーランはとにかく美しい。
それ以外のキャストも、あまり喋りはしないのに、キャラクターの立ち位置だけで、キャラがたってるように思えた。
特に殺し屋役の人は、絶対ミスキャストだろって初見では思うような風貌。


インド映画は、数本しか観てないが、常にテンション高めというか、エネルギッシュな雰囲気のある、良い意味でやかましい印象があった。
しかし本作でそれを覆された。
インド映画のポテンシャルに驚かされるし、これからはより注目せざるを得ない。
歌って踊るのも好きだが、もっとこういったサスペンスを作ってほしいし、その実力は十分にあると思う。

サスペンス映画が好きな方は必見!!
久しぶりに騙されて、かなり面白かったです!!

本作を観れば、
あなたは最後微笑む。