みっふぃー

ヤング・アダルト・ニューヨークのみっふぃーのレビュー・感想・評価

3.6
ノアバームバック監督作品3作目。
ストーリーでハラハラさせられながら
人が老いるということについても
考えさせられたよ。

人って いまは 若くても
歳を重ねるごとに きっと老いるのが怖くなる。
若い時のように 健康なままではいられなかったり
女性だったら 容姿の衰えとか。
若いときなら
勢いよくチャレンジできていたようなことも
歳を取ると チャレンジするのが
怖くもなってくるだろう。

ジョシュとコーネリア 40代半ばの夫婦は
20代の自由奔放な夫婦に影響されるけれど
でも結局 ふたりは
刺激はいらないと気づいた。
歳相応な生活をしていこう、という気持ちは
とても共感できるのだけど
歳を取ると 諦めが必要になってくるんだよ、
ということでもあるように思えて
なんだか ちょっとそれって せつなくなったよ。

老いることは 諦めることでもあるのかな。
それって 成長することでもあるのかな。
せつないけど 仕方のないことなのかな。
最後、噴水の前で
ジョシュとコーネリアが 話すシーンで
ちょっと泣きそうになった。
「もう44歳だ。
一生でできることは 限られている」

歳を取ったときに
老いることを楽しめるような人でいられたら
きっと 諦めやせつなさは
感じずにいられるんだろうなぁ。

ジョシュに コーネリアという
すてきなパートナーがいて良かった。
ずっとそばにいてくれる人がいたら
老いることは そんなにせつなくはならないかもしれないね。
わたしも ずーっと一緒にいてくれるような
パートナーがほしいよ~~~。
みっふぃー

みっふぃー