ちょい前に「『若者』をやめて、『大人』を始める」という本がバズったけども、正にその内容の映画版て感じ。最初はいつものベン・スティラー作品みたいな軽めのライフスタイルおよび社会批評を盛り込んだコメディなのかと思ったけど、彼の作品の「バカバカしさ」を多少のほろ苦さに置き換えた感じがすごく良かった。対比的に色んな考え方を並べて見せたあとのあの結末に共感しかねる人も多いかもしれんけど。
ポスト・ウディ・アレンと言われてるのもわかるというか、ロスジェネ世代にはこの監督の目線、すごく響くんじゃないかしら。
ナオミ・ワッツの年相応な老け具合とヒップホップの練習めっちゃ良かった。
あとなんも知らんで見たのでアドロックが普通に出てきてびっくりした。