「カワイイ私の作り方」←ＯＬ向け映画風
と
「全米バター細工選手権！」←ファレリーっぽい
というタイトルのギャップがトンチキ。
舞台であるアイオワ州は政府から無料でバター配布があるため、バター細工が盛んだそうな。あの究極形態ジャンクフードで知られる揚げバターもアイオワの出自らしいですよ。
本作は身の丈ほどもあるバターをぜいたくに使って「実物大・最後の晩餐」「シンドラーのリスト・黒人版」とかふざけてるのか真面目なのか分からない彫刻を作る選手権の話。バター細工選手権って本当にあるんですかね…？結局調べてもこの映画しかヒットしなかったです。
バカ映画のなりをしていますが、中身はWASP、孤児、人種問題等アメリカの罹患している社会問題に結構しっかりとアプローチしてます。特に地区予選の構図なんかは白人・黒人孤児・レッドネック風主婦・売春婦の四つ巴というなかなかカオスな出場者。肝心のバター細工の出来よりもそれにまつわるスピーチの方が過大評価されるというのもアメリカらしいです。
サクっとしたボリューム感でそこそこ面白かったですよー
