TAK44マグナム

ヒットマン:ザ・バトルフィールドのTAK44マグナムのレビュー・感想・評価

3.0
豆腐の角に頭をぶつけただけで死んじゃいそう!


さぁさぁ、ネクロストームですよ〜!
イタリアンでゴアゴアなジェリオとエマニュエルのサンティ兄弟率いるグロリンチョの虎の穴、それがネクロストーム。
そんなネクロストームが全編POVという荒業に挑戦したのがこちら!
完全に主人公の視点のみで進行します。
「ハードコア」を若干チープにした印象。
しかし、邦題は内容からするとあまり上手くないですね。
原題の「ホテルインフェルノ」で良いじゃないですかね。
格好いいし、たしかにホテルがインフェルノっちゃうんだからさ。

ストーリーは、かなりテキトー。
ネタ的には、あれですね。
クリス・ヘムズワースが勇者ライディーンの真似したらフェードイン出来なくて爆死しちゃったホラー映画と似ていますよ。
なんのこっちゃでしょうけれど。


謎の組織から、男女二人組の殺人鬼を始末するように、多額の報酬で依頼された殺し屋が主人公。
二人組が滞在するホテルに潜入、首尾よく♀の方を始末したまでは良かったのですが(本当にあっという間に頭がパッカ〜ンしますよ)どうやら様子がおかしい。
殺人鬼♂が今際の際に言いました。
「おまえも俺たちと同じことになるぞ〜うんたらかんたら」
なんだか怖くなった殺し屋は冗談じゃないと逃げ出そうとしますが、ホテルに巣食うゾンビみたいな狂人たちが襲いかかってくるじゃありませんこと!
殺し屋は依頼者の男にクレームいれますけれど、男は、「君が言われたとおりに仕事しないから異界の神が怒り出しちゃったじゃないの。責任とって、痛い目にあってね♡」と言い出すしまつ。
やがて現れたチョロ獣みたいに火を吹く異界のお嬢様!
殺し屋の運命や如何に・・・?!


・・・なんてのはこの際どうでもよくて、ひたすら繰り広げられる人体破壊描写を堪能するための映画なのでありました。
ゾンビもどきの頭は、頭蓋骨が無いんじゃね?としか思えない柔らかさ。
それを足で踏んづけたり、ハンマーで殴ったりして、グチャリと潰れる頭、頭、頭。
あんまりにも潰されるので、後半ともなると少し食傷気味になっちゃいます。
あとは首チョンパやら手榴弾でバラバラやら。
盛大に破壊される人体。
もう、これはそういった描写を「うひょ〜!すげーだろ〜」と見せるカタログ映画に他なりません。
なので映画としては些か退屈。
確かに素晴らしくゴアですが、そこまで斬新でもないんですよね。
途中、ちょっと眠くなっちゃいましたよ(汗)
もっとバカバカしさも欲しかったかな?
妙に真面目な空気感なのに、殺し屋が全然クールじゃないのも個人的に合わなかった部分。


しかし、好きなことやっててネクロストームは本当に楽しそうではありますね。
グロリンチョだけで飯が食えるなら、そりゃ最高の人生ですよ(笑)

POVが平気なら挑戦しがいもあるかもしれないゲボゲボ80分でした。

(↓WARNING)
脳みそを握りつぶしたり、手を砕かれたり、吐いたゲロを延々と見せつけられるようなゲテモノ映画ですので、そういう方面に興味がない方は多分怒りの感情しかわかないと思います。
つまり、絶対に観ちゃダメなヤツ(苦笑)
何てったって、始まってすぐに首チョンパからのぶっこ抜きですからね。
そうとうの切り株マニアじゃないと、自分がリアルにゲロ吐くことになりかねませんよ〜。


Gyao!にて