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機動戦士ガンダムUC/episode1 ユニコーンの日のslowのレビュー・感想・評価

5.0
″去り行く時代を
感謝と感慨を持って見送り
新たなる時代の始まりを
笑顔で迎えましょう!
さよなら、西暦。
ようこそ、宇宙世紀!″
ーーーーーーーー
「西暦」が終わり
「宇宙世紀」が始まる。

「平成」から「令和」へ
元号が移り変わる今、
新しい時代に
想いを馳せながら観ると
胸が高鳴る作品です♪

ガンダム初心者にも
入り込みやすい内容なので
ガンダムに詳しくない方にも
かなりオススメ!( ^-^)/

戦闘シーンも良いですが
この作品で特に素晴らしいのは
未来を舞台に描きながら
歴史を大事にした描写があり、
『ローマの休日』が宇宙居住区の
劇場で上映されてたり、
高貴なる少女が「オードリー」と
名乗るのも名作へのオマージュ。

時代の良い面と悪い面、
どっちにもスポットを当て
今はよくて昔は酷かったこと…
昔はあったが今はないものを
拾い上げて色々発見がある。

戦後のお話としても
考えが重なる面があって
第二次世界大戦のように
遠い昔のように感じるけど、
実はそんなに遠くない。

ガンダムの中の″戦後″と
自分らの世界の″戦後″が
近い所にあるんだなと
改めて見ると感慨深い。

個人的に一番好きなシーンは
宇宙居住区の外壁が
継ぎ足される光景を
高貴なる少女が眺めて
「すごい…世界が広がっていく…」
と感動するシーン…。

"変わってないように見えても、
じつは大きく変化している。"
そう云ってるかのようだった。

壮大な物語はここからだけど
本作だけで一回納めて
「この先は想像で…」
ってのもアリと思う♪

「ガンダム」というと
難解だからと毛嫌いする方は
フィルマにも多くいるので
このレビューもそういう方は
読んですらいないと思うけど
ただ一言、言っておきたい。
これは「ガンダム」の物語じゃない。

今という時代を歩む
"人の物語"だということを。
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