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ドラフト・デイのryoryosanのネタバレレビュー・内容・結末

ドラフト・デイ(2014年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

大好物のプロスポーツ裏方もの。

完全ウェーバー制度(重複1位がない)採用のNFLでは昨年の順位による指名順位が全て。しかし指名順位のトレード(来シーズン以降のも含めて)もできる。

クリーブランドブラウンズのGMになって2年鳴かず飛ばずの主人公サニーはオーナーからのプレッシャー、今年にかける気持ちが強すぎて全体1位指名権を持つシアトル・シーホークスの老練GMにうまく乗せられ、来シーズンから3シーズンもの未来の1位指名権を売り渡し、彼から今年の全体1位指名を得るというどう考えても無謀なトレードを焦ってしょっぱなから起こしてしまう。

全体1位指名権を無理して得たからには10年に1度と期待される今ドラフトの目玉QBのボーを指名すると誰もが思うが‥スタッフもサニー自身も予期してないボー指名に慌ててドラフト当日に彼の調査に入る事態。

自チームのベテランQBは怪我からの復活にオフシーズンに懸命に自主トレに取り組んできたためサニーの裏切りにトレードを志願される始末。
サニー自身も世間の評判ほどボーのクオリティを評価しきれない。しかし時間は待ってくれない。

各チーム、制限時間が10分の指名時間まで繰り返される取り引き。各チームの指名によって打つ手も刻々変わる。ポーカーゲームのような緊迫感のなかドラフトは進む。  

NFLでいえば2005年のアーロン・ロジャースを思い出す。この映画のように誰もが全体1位と思われながらまさかの24位でようやくパッカーズ。しかしその後の大活躍。

日本人もプロ野球のドラフト1位が水ものなのはよく知っている。映画化されてもいいような話しはたくさんある。
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