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CAT'S EYE キャッツ・アイのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

CAT'S EYE キャッツ・アイ(1997年製作の映画)
2.0
県立横浜美術館に所蔵されている黒田画伯(寺尾晃)の絵が、またしてもキャッツ・アイと名乗る3人組の女強盗団によって盗まれた。実はキャッツ・アイの正体は黒田の娘たちで、泪(藤原紀香)、瞳(稲森いずみ)、愛(内田有紀)の3姉妹は20年前に突然失踪した父の行方を調べるために、父の残した6枚の絵を集めているのだ。3姉妹の幼なじみで港町警察署の刑事の内海は、警視庁国際警察の浅谷光子から、キャッツ・アイの正体と引き替えにこの捜査から手を引くように言われる。浅谷が追っている秘密結社・紅龍団が日本上陸を企み、キャッツ・アイの命を狙っているというのだ。キャッツ・アイの動きを追って紅龍団を捕らえようと考えた浅谷は、邪魔な内海を事件から遠ざけようとしたのだが、彼はこれを拒む。黒田の自画像を所有する梅原の屋敷に忍び込んだキャッツ・アイは紅龍団の襲撃にあい、そこへ現れた浅谷に危機を救われた。浅谷を通じて黒田が横浜にいることを知った愛は、父を助け出したい一心から単独で紅龍団のアジトへ乗り込むが、皇帝と呼ばれる紅龍団のボスの下で采配を振るうミス王によって囚われの身となってしまう。あとを追った瞳によって愛は助け出されたが、今度は瞳が人質として捕らえられ、彼女に変装した王が入れ替わりにキャッツ・アイの隠れ家に侵入した。王の真の狙いは、実は皇帝であった黒田とその血を引くキャッツ・アイを暗殺し、自分の息子・黒旗(ケイン・コスギ)を皇帝にすることである。キング財団にある龍玉強奪をキャッツ・アイに協力させた王は、龍玉を手に入れるとキャッツ・アイを殺そうと牙を剥くが、それを阻止したのは黒旗だった。彼は李という名で潜入していた大学で偶然愛と出会い、彼女に秘かな想いを寄せていたのだ。息子を自ら殺めてしまった王は海に落ち、皇帝はヘリコプターでいずこへと去った。
北条司の同名コミックを映画化。
稲森いずみや藤原紀香や内田有紀の魅力、キャットウーマン風なコスチューム、最初のアクションシーンは良かったものの、「キャッツ・アイ」に「バットマン」や香港映画をミックスした迷走気味のストーリーや全体的に安っぽい仕上がりのアクションや「キャッツ・アイ」らしいチームプレイがない残念な仕上がりになってしまった残念な映画化。
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