Mayu

シェルターのMayuのレビュー・感想・評価

シェルター(2010年製作の映画)
1.5
サスペンスとオカルトを融合した作品のシェルターです。
多重人格者を診察することになった医師キャシー。
診察をするにつれて、患者の身辺調査をすると、その多重人格に隠された秘密はただの精神疾患では片付けられない事実が…!!??
というのがこの作品の見どころですね。

私も普通にサイコパス系のサスペンスかなと思ったらデーモンとかそういう類のオカルトものじゃないすか!!といい感じにびっくりさせられました。

だけど暴かれた真実の裏付け的な、動機付け的なものが薄っぺらくてさ納得いかないもんだからなんでなんで??ってなる。

物語終わった後もなぁーんか腑に落ちなくてしばらく考え込んだ。

ネタバレになるけど、要は
遠い昔に、病に侵された村で信仰療法(神を信じれば救われる)を謳ってた神父は実は無神論者で、村人がバッタバタ死んだもんだからイタコさんみたいなババァが無神論者には神の裁きを!!で神父の魂を抜き取って2度と戻らないようにしたと。
そして、空っぽになった肉体(シェルター)に悪魔が憑依して、魂を奪いやすい無神論者の魂を求めて求めて、魂の取り込みを繰り返して今に至る。
的なね。

まず悪魔の目的がわからん。何がしたいのか??
寂しいから何人も取り込むの??
そしてうんと昔の人間シェルターにしてる割には老けてねぇな。
そこは悪魔の力っすか?

そしてイタコのババァ。
お前が一番悪魔的なことしてんじゃねぇかと言いたい。
救世主的な扱いだったけど、元を辿れば映画の主人公張るような悪魔を生み出したのもババァだし、キャシーが悪魔からの救いを求めた時も断ってたし。
第一魂吸い取ってる時点で人間じゃないし!!みたいな。
吸い取り系で許せるのはグリーンマイルのデカブツ君と、ハリポタのエクストロパトローナムが苦手な黒いアレだから!!

…と疑問や納得いかない点が多すぎて消化不良でおわる映画になってしまいました。
とりあえずこの映画のルールに乗ると、日本人の大半が魂吸い取られると思います。無神論者多いから!!わら

めっちゃ勧めるほどでもないけど、とりあえず。
こんな人にオススメ!!

オカルト系が好きな人!!なかなか治せない多重人格症の患者をかかえる精神科医!!!最近咳と背中の湿疹で悩んでる人!!!

でふ
Mayu

Mayu