踊る猫

ベル&セバスチャンの踊る猫のレビュー・感想・評価

ベル&セバスチャン(2013年製作の映画)
4.1
姫路シネマクラブの例会にて鑑賞。ストーリー的には掘り下げが足りずかなり退屈なんだけれど、そこはセバスチャンを演じるフェリックス・ボシュエが天才子役ぶりを発揮していて、愛犬ベルの賢さも加わってこの点数になってしまった。あとはアルプスの大自然を(特に雪景色の美しさ!)堂々と描いており、ちゃちな CG を使っては到底出せないダイナミズムもこの点数に貢献している。難を言えばやはり登場人物がどういう人物なのかあらかじめ多く説明しておいて欲しかったところだが、彼の国の児童文学のベストセラーを映画化したものだから現地では既にこうした作品についてはくだくだしく語るまでもないのかもしれない。これは観られるのであれば是非スクリーンで観た方が良い。そんな一本に出会えてしまった。
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