はに

きっと、星のせいじゃない。のはにのレビュー・感想・評価

4.5
ラストよりも、2人が幸せなひと時を過ごす要所要所で涙してしまった。
時間限定の恋、大好き!禁じられていた旅行。初めての飛行機、かっちりした服装、豪華なディナー、初めてのキス、初めての夜…旅の最後は派手なものを見るでもなく、ただ、隣で同じ景色を眺める。
一つ一つの言葉、出逢いから行動、ロマンチックで凄く良かった。繊細で緻密!初めての夜の「綺麗だね」「嘘つき」のくだりが大好き。幸せな瞬間を噛み締める2人に泣けた。
男の人の様態が悪くなったガソリンスタンドの夜に救急車は呼ばないで親にも言わないで、とヘイゼルに悲願するシーンが印象に残る。煙草を買いに来ただけ、1人で出来るようにしたかった、という理由が好き!

誰も悪者が登場しないからか、終始心の中は日向ぼっこしているようにぽかぽかした気持ち。
タイムリミットの様に流れていく切なくも幸せな恋愛模様に、「ああ、こんな恋愛ができたらな」と思った。決して幸せな恋ではないはずなのに。

悲しくて苦しい気持ちにはなりません。悲しくてあたたかい気持ちになります。