不治の病を抱えた恋人同士の純愛物語。
命をテーマにした作品だが、見終えた時の重たい感情はなく、2人の命との向き合い方や美しい愛の在り方に感銘を受け、温かくポジティブな感情が残った。
また、健康で自由に過ごせることの有り難みがひしひしと感じられた。
オーガスタスの最後までユーモアを忘れない生き方が素晴らしかった。
また、ヘイゼルへのまっすぐで素直な愛情表現は、本当に愛を感じた。
オランダ旅行中の2人が、シャンパンを飲むシーン結構好き。
物語の中で特に心に残った言葉。
「虹を見たければ雨は我慢すべし」
辛いと思うことも、乗り越えた後にはきっと得るものがあるから、辛抱してみよう。
「0と1の間には無限の数字がある。
0と2にはもっと大きな無限がある。
与えられた以上の数を私は手に入れたい」
少なく見える数字だけど、実は無限大。
つまり、限られた時間の中にも無限があるということ。
人は何年生きたかではなく、どう生きたかが大切なのだ。
オーガスタスとヘイゼルは、限られた時間の中で、お互い学び合い、愛に満たされ、とても幸せな時を過ごせたであろう。
自分の生き方に満足できるよう、毎日を大切に生きたい。
そして、どんな時もユーモアに変えれるくらい強い気持ちを持てるようになりたいと思う。
