闘病、限りある命、別れが遠くはない恋愛、これは絶対泣けると覚悟して観たけど、やっぱり物凄く泣けた。
ヘイゼルとガスの惹かれ合い方がとても自然で、最初から心をグッと掴まれたし、お互い自分を侵している病気に逆らおうとせずに受け入れきっているから、何でもない会話ひとつひとつがこれ以上なく切ない、、
それと思ったのは、別れが来ると分かっていても心の準備なんて出来るはずはなくて、失う悲しみは避けられないんだなぁ…と。
もし、その人との出会いが後に悲しみをもたらすと分かっていたら、出会いさえ避けるだろうか？
失った悲しみを味わっても、一緒に過ごした愛しい時間と共に生きていくことは出来る、というのがこの映画のメッセージなんじゃないかと思う。
お互いの真っ直ぐな愛が、とてつもなく愛おしくて尊かった。
史上最高レベルに可愛いカップルだったと思う。
