Risa

ホドロフスキーのサイコマジック・ストーリーのRisaのレビュー・感想・評価

3.8
あら?てっきり おもいっきりB級映画かと思っていたんだけれども。
悪くなかった。
期待してなかったからかな?

ホドロフスキー原作でありながら ホドロフスキーは監督してない映画です。
が、なんと ホドロフスキーも一部出演してます。

最初の始まりからは てっきりO嬢の物語的なSM映画かと思わせますが、すぐに違うことが分かります。

メッセージ性が強く、なかなか重い内容で、見せ方は ホラーかと思うほど怖いです。。

愛し合うカップル、子供を産みたい女と 子供は欲しく無いけれども愛している男。
中絶してからというもの、気が狂い、幻想や幻聴の中で過ごす女を恐ろしく描いてます。

恐ろしく写してあるものの、かなり現実的な普通にありそうな内容なので 恐ろしいんです。。その辺に気がつくとやっぱりホドロフスキー。

なんだか これ観て、ホドロフスキー原作で、万人ウケする監督なんかが映画作ったものを見てみたいと思いました。

中絶大国の日本人は観た方が良いかも。
大袈裟っぽく書いてるけど 見方を変えると大袈裟では無い様にしか見えなくなってきました。。

産む権利も降ろす権利も 女性自身にあります。納得せずに違和感を抱きながら降ろしたりすることは、受け入れられなかった場合 気を病んでしまう。

おばさんは ペテン師のように描かれてますが、やっていることは 正しい。
精神の違和感を取る為の儀式なんですから。儀式と言うと ペテン師っぽいんですが、理解のある 納得の行く優しい 違和感を取る儀式でしか無いんですもん。。
ホドロフスキーの無宗教具合がここに表されてます。

ちなみに衣装やインテリアも意外としっかりしてました。

あれ?でも中絶大国の日本人は違和感に思う人が少なかったりして。。

ま、B級ギリギリには違いない。