このレビューはネタバレを含みます
初観賞です。
字幕版です。
世界観が好きです😊
楽しめました。
①ディズニーの『美女と野獣』について
アニメーション映画も、実写版も観ました。
アニメ版が好きです✨
本作は「ディズニー版と別物」と意識した上で、鑑賞しました。
②本作の良かったところ
・不思議な世界観
野獣の城と庭園のデザインが好きです。
不気味なところが魅力的でした。
また、終盤の巨像が印象的でした。
巨像の肩に乗る野獣が新鮮でした。
巨大ロボと一緒に戦うヒーローみたいでした。
・野獣の見た目
ライオンみたいでした。
かっこ良かったです。
演じているヴァンサン・カッセルさんの面影がほんのりありました。
・本の読み聞かせという構成
本のページをめくる構成が好きです。
ベルが自分の子供たちに読み聞かせをしていたという展開も良かったですね(読める展開ではありますが)。
・派手ではないダンス・シーン
ベルと野獣のダンス・シーンが好きです。
暗くて不気味な雰囲気が魅力的でした。
③本作でモヤモヤしたところ
・いつの間にか愛し合っている2人
愛し合う過程がそんなに描かれていないように感じました。
映画の大半は、ベルが野獣と出会うまでと、王子(というより王様?)が野獣になるまでを描いていました。
たしかに人が誰かを愛するのに明確な理由は不要だとも思います。
心の問題なので。
ただ、少しモヤモヤしました。
「ベルは野獣が王子と知って愛するようになったのかな。」とか、「野獣は呪いが解きたくてベルを愛するようになったのかな。」とも思ってしまいました。
・ベルの家族
本作の味でもありますが、結構生々しかったです。
お父さんは家族想いですが、結構引っかかるところがありました。
野獣の城での振る舞いには唖然としました。
いくら弱っているとは言え、遠慮が無さすぎます。
兄2人は借金返済のため野獣の城から宝を盗もうとします。
また、姉2人は物欲が強めです(ちなみに、鑑賞中は双子と気づきませんでした)。
なかなか癖のある人たちでした。
そのため、家族への想いに迷いがないベルに、少し違和感がありました。
・野獣の前妻
しっかり描かれます。
本作の良さだとも思います。
ただ、前妻とベルが交互に描かれるので、複雑な気持ちになりました。
ベルは王子と結ばれましたが、前妻である森の精を思うと、モヤモヤしました。
ただ、森の精がベルと野獣の関係を後押ししたので、気にしなくて良いのかなとも思っています。
ちなみに、森の精は「王子に正体を明かしてはいけない」というルールがあったのでしょうか。
・罰を受けない兄2人
金貸しのベルデュカスは最終的に植物に縛られていました(なかなか強烈なシーンです)。
一方、野獣の城からの盗みを企てた兄2人は罰を受けません。
たしかに兄2人は葛藤もしてましたし、最後はベルと野獣に協力していました。
ただ、モヤモヤもしました。
個人的には生々しい家族を描いたのであれば、兄2人も罰を受ける展開でも良かったのではと思います。
④その他印象的な点
・犬
目が特徴的でした。
・人形
なかなか不気味でした。
・ベルが目覚めると、野獣がベルを見つめているという場面
なかなか不審でした。
・氷上でベルにキスをしようとする野獣
・動物を荒々しく食べる野獣
⑤まとめ
独自の世界観が好きです。
観て良かったです😊