krh

美女と野獣のkrhのレビュー・感想・評価

美女と野獣(2014年製作の映画)
-
18世紀の仏小説の映画化。
1946年ジャン・コクトーの映画や、有名過ぎるディズニー映画などの同原作の過去映画を意識した描写が点在。
ゴシック(?)で暗さのあるファンタジー、奇妙な動物や独特の美術、衣装が印象的。
どうしても、「見た目の美醜に囚われずに人を愛することの意義」みたいなのをテーマに盛り込む必要があると思うけれど、その辺の希薄さが気になった。2人が距離を詰める過程の描写が結構おざなりなために、どのタイミングでそんなに好きになった?と若干の置いてけぼりをくらう。特にベルが野獣に惹かれる描写を詰めて欲しかったな…と思う。最初結構怯えたのに割とすぐ平気になるんだね?ダンスで初めて触れるのに物怖じしないんだね?衣装や食事も用意してくれるし、なんだか執着されてるし、毎日夢に出てくれば気にはなるけど…過去に同情するけど…愛が芽生えるか?と言えば現代的にはどうなのだろう?という感じ。

巨人や自然との共存のテーマは日本映画に影響を受けているとのこと。
krh

krh