モモ

悼む人のモモのネタバレレビュー・内容・結末

悼む人(2015年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

君から生まれたい

井浦新の不気味さを堪能。

死と生に執着した物語。高良健吾の静かな声がゾッとする心地良さ。
理不尽な死は、怒りや憎しみを産む。そんな感情に呑まれては亡くなった人への愛や慈しみが二の次になってしまう。
悼むということ。大好きな人を、亡き後もずっとずっと愛を持って心に住まわせる。怒りや憎しみに染まった愛ではなく、本当に心から純度100%の愛を持って記憶する。とても精神力が要ることだろうけど。例え、死に際が恐ろしくエグかろうとその人の人生はその前から続いているし。命耐えた日が悲惨な1日だったとしても、その前までは最高に幸せだな人生だったかもしれない。そうでなくても幸せな時期はあったかもしれない。最後の最後がそうだったからって、その人の人生を悲惨で可哀想なものだと記憶されるのは如何なものか。って、これは虹色カルテ参照😅私も悼まれる際は、誰に愛され誰に感謝されたか言って貰えるように励みます。

あ、なんかエンディング微妙…。
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