悼む人の作品情報・感想・評価

悼む人2015年製作の映画)

上映日:2015年02月14日

製作国:

3.0

あらすじ

週刊誌記者・蒔野抗太郎(椎名桔平)が出逢った坂築静人(高良健吾)は、死者を「悼む」ために全国を放浪している男だった。残忍な殺人や男女の愛憎がらみの事件の記事を得意としていることから、人の善意を信じられぬ、猜疑心の塊のような蒔野は、静人の不可解な行動=「悼み」に疑念を持つ。蒔野は静人の化けの皮を剥ぐべく、彼の身辺を調べはじめるが……。 ベストセラー作家・天童荒太の直木賞受賞作『悼む人』を堤幸彦が…

週刊誌記者・蒔野抗太郎(椎名桔平)が出逢った坂築静人(高良健吾)は、死者を「悼む」ために全国を放浪している男だった。残忍な殺人や男女の愛憎がらみの事件の記事を得意としていることから、人の善意を信じられぬ、猜疑心の塊のような蒔野は、静人の不可解な行動=「悼み」に疑念を持つ。蒔野は静人の化けの皮を剥ぐべく、彼の身辺を調べはじめるが……。 ベストセラー作家・天童荒太の直木賞受賞作『悼む人』を堤幸彦が映画化。 亡くなった人が生前「誰に愛され、愛したか、どんなことをして人に感謝されていたか」。そのことを覚えておくという行為を、巡礼のように続ける主人公“悼む人”こと坂築静人と、彼とのふれ合いをきっかけに「生」と「死」について深く向き合っていく人々の姿を描いた感動作。

「悼む人」に投稿された感想・評価

踊る猫

踊る猫の感想・評価

3.9
天童荒太氏の原作は例に依って未読。だから原作を何処まで周到に活かしたものかは分からないが……そもそもの設定自体ツッコミどころ満載だし、「死」と「生」をテーマに重く描こう/問おうとしている意欲は大いに買いたいのだけれど、堤幸彦監督はやはりコミカルというか、おちゃらけた場面を撮らせてこそ光るのではないか。つまり、この映画は(堤監督には甚だしく失礼な言い方になるが)悪い意味で真面目過ぎる。椎名桔平氏を活かしてもっと夫婦漫才的な丁々発止のやり取りを入れたり、カメラワークを遊ばせたりする余地があったと思うのだが、そういうのが禁欲されているせいで美味しい部分が台無しになっている感が否めない。現代風俗の取り入れ方も何処か頭でっかちというか、もうひとつ生々しく描けていないというのか……桜吹雪とか山際に月(太陽?)が登る場面とか、撮り方は色々あったと思われる。残念。堤監督のコメディに期待したい。また『イニシエーション・ラブ』的なものを!
そこでなぜ肉体関係結んじゃうかな?
もう少し違った 生の感じを見せた方が良かった
watarihiro

watarihiroの感想・評価

4.6
他人の死を悼みながら旅を続ける若者の話。

予告編で結構重たい話かと思いきや重たい感じでした。
飽きるかと思いきや夢中になってました。
椎名桔平が凄すぎた。本当に輝いてた。アウトレイジの方が迫力あるがこちらもかなりある。怖いもの知らずで堂々としていてハマりました。
aconomusi

aconomusiの感想・評価

3.6
感情移入超出来たし、特に母親役の大竹しのぶと、椎名桔平の週間文春みたいな遺族の気持ちとか無視のマスコミの体質と、アラタの執着愛のDVぶりとか演技がハマってた。高良健吾の誠実さは、やっぱりよく伝わった。昨今の事件で殺害された遺族が恨み、憎しみをしても、殺害された人は浮かばれないし、だいち遺族もそんな気持ちでは、心は救われない。亡くなったその時だけにこだわらず、その人が愛し、愛され、誰に感謝され、生きてきたことのほうがどんなに大切かを教えてくれる、そしてその人が生きてきたことを、忘れないで、風化しないで、悼み周囲の心に影響しあって留まってることが全面に伝わった感動の作品。
石田ゆり子と、高良健吾のオチは、ちょっと雰囲気的にも男女の関係になったのがやや不自然さを感じた。年の差かな。
fuo

fuoの感想・評価

4.2
高良健吾の役がやっていることは理解できませんでしたが、個人的に好きな映画です。
麻生祐未、大竹しのぶの演技が印象的
AM

AMの感想・評価

3.3
原作未読。主人公の悼む旅の動機がいまひとつ分からない。主要三人のそれぞれの物語があまり共鳴していないようにも思う。キャスティングは完璧だったと思う。

このレビューはネタバレを含みます

 事故とか事件で亡くなった人の現場に足を運んで悼む人とその周りの人たちの話。

 役者さんの熱演が素晴らしい作品で、高良健吾さんの雰囲気は完全に悼む人だし、末期がんを演じる大竹しのぶさん、対人恐怖症の平田満さんや石田ゆり子さん、井浦新さんもよかったです。
 
 映画全体は静かな雰囲気で進む130分で、主人公が旅をしてそこで出会う人たちとその過去。主人公とその家族の過去が明らかになっていきます。

 全体的に重たい話の中にサブエピソードがたくさんあるので、物語の流れが途切れ途切れになってしまって集中力がいったり、主人公のただのエゴなんじゃないのかと冷たい視線を送ってしまいそうになったり綺麗な映像を狙いすぎなんではかろうかと思ってしまったりしますが。

 役者さんたちの力と演出で130分集中して見られる作品でした。
凪風

凪風の感想・評価

3.1
表向きに旅しながら亡き人を悼んでいる姿ですが、私的に難しい作品に感じました。井浦新の心が難しく、普段思わないようなことをいう…あえていうなら変わった人で理解できなかった。高良健吾だからこそこの役がうまく表現されていたのかもしれない…。あまり、椎名桔平の役に必要性を感じなかったけど…。
高良くんがうまいのでとりあえずのスコア。全体的に重く、中盤は精神的に疲れてくる。映画で一気に観るには不向き。序盤の石田ゆり子との会話や距離感はよかったかも。中盤からはただただ疲弊。
>|