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わたしたちに許された特別な時間の終わりのyのレビュー・感想・評価

3.5
自殺したら、何故かスクリーンのように映像が投影されるスカッシュコートで、自殺学の講師と名乗る、白塗りの仮面を付けた謎の男に自殺について説教されるという「地獄」。挫折して自殺したミュージシャンと、残された映画監督。若者が自ら命を絶つような社会への反発(本当は受け入れられたいと思っている)。劇映画とドキュメンタリーの融合で、テーマ先行の映画になっている。作品が作品なだけに、技術面や印象面での短絡的なコメントが憚られる。映画撮影の裏側におけるトラブルを映画の中で観る、というのは不思議な体験だなあ。
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