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海月姫のmkkのネタバレレビュー・内容・結末

海月姫(2014年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

漫画ファンのわたし。
能年ちゃんはただ可愛くて、ギャップが少なかったなぁ…せっかくのメガネを外して夢中にひたむきに突き進む女の子の、シンデレラストーリーが薄くなってしまう…可愛すぎるのは罪だな。
客層もレイトショーだったからか、お一人様のおじさまも意外に多かった。能年玲奈効果おそるべし。

でも、役者の女装物でちゃんと2時間観られたのは菅田将暉くんだったから!完成度だけじゃなく、女装しながらも男らしい蔵之介は菅田将暉くんだからこそ。
キャスティングに嫉妬。
そんなに期待してなかったのに、女装男子にときめく。

ストーリーは少し点在してしまっている印象だったけど、わたしが特に心鷲掴みされたのは小道具!衣装!美術!!
月海の部屋は作り手の愛情そのものだったし、ストーリーの中核を担うクラゲのドレスは二次元から三次元に呼び起こすだけじゃなく、登場人物の気持ちに寄り添い自己表現を促す重要なアイテムだからこその気合の入れよう!!

ショーのシーンは海の底のクラゲのお姫様がかっこよくもかわいく、女性ならば心のどこかでたった少しであっても持ち合わせている、キラキラな世界へのあこがれ。
細く細く『海月姫』の世界に浸りたい。
そんな観賞後の余韻をお楽しみあれ!
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