服部だった何か

海月姫の服部だった何かのレビュー・感想・評価

海月姫(2014年製作の映画)
3.4
例によって例の如く原作もアニメ版もさっぱり知らんけど堪忍してや工藤。

なんや全体的にちょけた感じの予告編を見てからいざ鑑賞に臨んだわけや。
この時点ではいい意味でちょけてるんか悪い意味でちょけてるんかはちょっと判断つかへんかった。
けど実際観てみて思ったのは、俺的にはこの感じのちょけ方はアリや。
なんせ予告編で見た印象以上に本編ではちょけた表現が多かったからや。
シリアス・恋愛・コメディetc.なんにせよ俺がいっちゃん嫌いなんは「どうしたいねん」っていうどっちつかず感や。
それがこの作品にはほとんど無かったかな。いや、中身すっからかんの映画いう意味やないで。
冒頭から見てとれる表現の手法や作品のテイストが「テンションと大袈裟」にぶっちぎった感じ。オーケーよっしゃわかったって心構えを作り易かった。
なんちゅーかこう、ファンタジックやったね。そもそも画作り自体がソフトフォーカスっちゅーか、ソフトライトっちゅーか。そういう些細な気遣いで観客の作品に対する姿勢をスッとサポートする感じは上手いなぁ思った。

後はまぁこれも原作等一切知らんかったからの驚きと楽しみやったんやけど…
能年ちゃんの可愛さ無双・女装フィリップ菅田君無双・暴走童貞長谷川ボンバーズ無双
このどれかやと思って観たのにもこみち無双やとは西の名探偵激震やったわ。

うん、面白かった、男一人で観てもなかなか面白かったで、ん?何か文句あんのか工藤。

※「ちょけ-る」:ふざける・おどけるの意。