設定は非常に面白いのですが、このパターンの物語であれば、ドラマ版のSPECとか、映画でいうとリミットレスのほうが1億倍おもしろかったと思います。
脳の100パーセントを解放したらなにができるか、というところに科学的論拠はなく、学者役をモーガンフリーマンにやらせることによってそれっぽさを出してるのが余計腹立ちました。
人間の根源や、宇宙、地球の綺麗な風景がたくさんでできますが、どこか映像がフリー素材っぽくて笑ってしまいます。
猿からはじまるのは、キューブリックの2001年宇宙の旅のオマージュだと思いますが、おそらく、監督がキューブリックのこと好きで、キューブリックみたいなのつくりたくてやったけれどもなりきれなかった、圧倒的これじゃない感。
たぶんもう人生では観ない映画かなあ。
