またまたTSUTAYAお取り寄せ。シリーズ２作目は " 震える幽霊 " がネタであります。
今回投稿されてきたビデオは、とある不気味な廃墟を訪れた４人の男女が撮影した映像で、そこで奇妙な物音やいるはずのない人の足音を聞いた彼らが、ついには女の幽霊に遭遇するというものだった。
今回も投稿者たちと共に現地へ調査に乗り出す工藤Dと市川ADだったが。。
シリーズ２作目にしてこの安定感よな。
投稿者の女性がピーピーキャーキャー五月蝿いし、しまいにはオエオエえづくのには閉口しましたが、でも映像に捕らえた幽霊が相変わらずのヘッポコCGなのにはもう笑いが止まらないというね。
絶対狙ってやってるでしょ、これ。
そして１作目でも凶暴な一面を見せていた工藤Dが本作ではさらにパワーアップしていて、市川ADへの当たりがキツくてケリまで入れるし、悪霊の憑依を解くためとはいえ投稿者を男女問わず殴打する暴れっぷりとか、悪霊でも殴れば何とかなる的な安直な発想にも笑ってしまいました。
あと白石監督の『貞子vs伽椰子』でも出てきた「バケモンにはバケモンをぶつけんだよ！」的な発想が既に本作で登場していたこともちょっと嬉しい発見でした。
廃墟の幽霊から始まった話が、なぜか行方不明になってしまった投稿者の夕子の話にすり替わり、予想だにしない方向へ進んでいく展開にはポカンと口を開けてしまうも、この荒唐無稽っぷりも白石ワールドらしくて憎めないというか、むしろニヤニヤしてしまうというね。
引き続きこのシリーズは追いかけて行きたいと思いますが、次は『人喰い河童伝説』、もう今から楽しみです。
