前回の戦闘(?)により工藤ディレクターが入院。暴君不在のなかAD市川と田代カメラマンが現場に向かい投稿者を交えての検証となるが、工藤なんかいないほうがスムーズにことが運んでいるようにみえるので笑える。
投稿動画の内容は、池で釣りをしていたカップルが藪のなかに動物の死骸と大量のキュウリを見つけ、水中を泳ぐ何者かに襲われたというもの。これはその地域で伝説となっている河童の仕業に違いないと、編集部に投稿してきたのだ。
スタッフが現場に赴くと、人間とは比較にならないほど大きな足あとと、結界のような印を発見。周囲に聞き込みをするも、隣家の住民は何かを隠すように非協力的、これは…何かある。
そんななか、無断で病院を抜け出してきた工藤が松葉杖をつきながら合流、工藤が戻ってからの動的な畳み掛け具合がすごい。野心の男、工藤仁、人喰い河童とのバトル！
愛しの市川ちゃんは、このあたりで芋っぽさが抜けて都会の女になる。工藤にこき使われて河童に襲われて、こうでもしないとやってられないんだろう。いつにも増して眉間にシワを寄せた不満顔がかわいい。
会社なんかで工藤のような愚か者に使われるよりは、池の河童になって時たま来るもの好きな観光客を驚かして遊んでいたい。かつて芥川龍之介が書いた小説『河童』を読むと、河童の世界というのもそう楽なものではないようであるが、工藤よりはマシ。
