結局女性割礼どうなったの？
グロいと評判聞いてたのでおそるおそる視聴したものの覚悟してたほどグロくない。グロいことされるの男性だし……
どこかで「美女がグロいことされるの期待して見たら汚いおっさんがひどい目にあってて期待外れ」って見かけて笑った。その嗜好も十分きも……なんでもありません。
大学生のボランティアサークルがアマゾンの少数民族保護のために過激な抗議活動を行うのが導入部だけど、自分は学生たちに対してそこまで嫌悪は感じない（ただしアレハンドロは除く）
偽善だろうが何だろうが役に立ってるならいいじゃん。
自分じゃ何もしないくせに積極的に動いてる人たち見て、すぐ偽善と決め付ける奴らのが胸糞。
ポテチ食いながら寝転がって飢餓や戦争のニュース見てるんだろうな……自分もそういうこと多々あるんでブーメランだけど。
実際学生たちを最後まで憎めなかった（アレハンドロ除いて）
狂言だとアレハンドロがばらした時も本気で怒って掴みかかってたし、ヤハ族が檻にきた時はラーズが身体を張ってジャスティン庇ってたし。
ダニエルも川に流されたジャスティン見捨てれば逃げられたのにちゃんと助けにきたよね……総じて善人じゃん。あの極限状況で仲間の為に動けるなんてすごいよ。
ジョナもすごいいい奴。バズって喜んでたのはどうかと思ったが。デブのラブからかうのはやめたげて。
誰かのレビューで黒人って書かれてたけどインド系では……？中東やヒスパニックかもしれないけどよくわからない。
ちょっとモヤったのはジャスティンの入会動機の女性割礼が、彼女の受難の伏線でしかなかったこと。
その後どうしたの……女性割礼を止めさせるために活動継続してるの？今回の出来事で懲りて足を洗ったのか。
個人的には続けてほしい、あそこでヤハ族を擁護できる意志力の持ち主なら偽善だとかどうとか批判を跳ね返して理想を実現してくれるんじゃないか。
エンディングのアレは制作サイドの遊び心というかサービスというか。
アレハンドロどうしてそうなった！？のツッコミ不可避だけど、あれだけゲスな奴ならヤハ族に上手く取り入れるのかな。
人食いに目覚めたアレハンドロVSジャスティンの続編が見たいけどないだろうな……。
カニバリズムがテーマのホラーなのでエグい解体シーンあるけど、その後の調理シーンが普通すぎて中和される。ああ、人肉ってこうやって食うんだ……調味料煎じるんだ……蒸すんだ。
ヤハ族の日常シーンは割とのどかなんで落差が怖い。檻に蛇入れる子供とかさーちょっかいかけてる時の無邪気な笑顔がさー。
ヤハ族も極悪非道な野蛮人というわけじゃなくて、彼らは彼らでカニバリズムの風習が生活に溶け込んでいる。
集落の入り口にはヤハ族の戦士の干し首があったし、よそ者だけ狩るんじゃなく、もともと部族内で需要と供給回してたんだろうな。
食肉にされるのが名誉なのか罪人への罰なのかは判じかねる。
そこに容姿の異なるアメリカ人が迷い込んできたら当然あーなるわけで……ジャスティンが最終的にあの決断を下したのも理解できる。
女性器割礼のシーンはぼかされていたので何が行われたのか想像で補完するしかない。
私は処女か否か確かめる為の儀式で、最後ジャスティンの処女膜が破れて石に血が付く→処女の生贄だー！特別なごちそうだー！神様からの賜りものだー！って流れと解釈した。
最初の二人はレズビアン（バイセクシュアル？）で既に貫通済みだったから血が付かなかったのかな、とか。
全身に施された白塗りも特別なごちそうの証と思った。
本作で一番グロいのはアレハンドロの精神構造なんで、そこに注目したら楽しいかも。
