まっどまっくすこーじ

グリーン・インフェルノのまっどまっくすこーじのレビュー・感想・評価

グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)
4.2
11月29日(日)≪いい肉の日≫に観賞会が無事に終りましたので再レビューです!!

以前の観賞会募集レビューにいいねやコメントを下さった皆様、本当にすみませんでした!!

観賞会の報告は最後に書きますね。
まずは作品レビューです~!!(//∇//)

それでは、はじまりはじまり~!!(≧▽≦)

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「グリーンインフェルノ」

イーライ・ロス監督による、30年以上前のモンド映画「食人族」のリブート。

しかし本作はモンド映画(人間のいかがわしいものを見たいという好奇心をターゲットにした、主にドキュメンタリー形式の映画)ではない。

確かに怖いもの見たさの好奇心に訴えるグロテスクな表現の映像が多く、監督本人もホラー映画だとは言っているが、しかしただのホラー映画でもない。

ではどんな映画なのか。

本作はイーライ・ロスによる強烈な皮肉が込められた社会派映画なのである。

「こんなグロで売ってる映画のどこが社会派なんだよ!!」
「何を言ってんの? バカじゃねーの、こいつ?」
「どこに目が付いてんだ? お前はよ!!」
「前からイカレタ野郎だとは思ってたけどよ、もう駄目だな、こいつ」
「こいつへのフォローはもう解除だな」
「頭に来たから炎上させちゃえば?」
「そーだそーだ!!燃やしちゃえ!!」
「いい感じで焼けてきたぞ」
「じゃあ、喰う?」
という皆さんの心の声は聞かないフリをして続けます。

話としては、社会意識の高い、というより高く見せたい学生のグループがジャングルの原住民(私はこの表現は嫌いですが、敢えてこの表記に…)の生活環境を守るという目的で、ブルドーザーで森林を荒らす会社が撤退するように実力行使をして、それは成功したけど帰りの小型飛行機がジャングルの中に墜落して、それでも何名かは一応助かったものの、ヤハ族という食人族に捕らわれてしまい、彼らの餌となってしまう…というものです。


主人公は正義感の強い女の子、ジャスティン。
国連で弁護士の仕事をしている父を持ち、自分も「遠くの国」の女性が受けている過酷な風習等を無くしたいと思っている。

そんな真面目で奥手のジャスティンが密かに興味を持っているのが、学生運動家リーダーのアレハンドロ。
カリスマ性のある指導者。
行動力は抜群。
モットーは「考えるな、行動しろ!!」。

このアレハンドロと仲間達、そしてジャスティンが、ペルーのジャングルに豊富な資源を見つけて採取を行っている企業によるジャングルの環境破壊を止めるために、現地の工事現場に乗り込み、インターネット配信による生放送を敢行する。

これが予想以上に功を奏したことにより、この企業は即時撤退する。
ジャスティンの父親が国連に籍をおくことが決め手になったのである。

その行動によって原住民の生活環境を守り、その行為が世界中に配信された自分達に酔いしれながら小型機で帰路につくのだが…


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《注意です~!!(>_<)》

ここからネタバレ及びグロな表現も含まれますので、すみませんがご注意下さいませ。

終わったら区切り線をつけますので、読まれない方はそこまで早送りして下さいませm(__)m



《つづき》

小型機の墜落シーンでは機内の様子や外への吹っ飛ばされ方やコクピットの○○○を×××××がパイロットの△△△△△△△△てしまうカット等の撮り方に好感が持てた。
(あくまで撮り方に対してですからね。人が死んじゃうのに好感持ったら鬼畜になっちゃう)

ただ、イーライ・ロスのポリシーなのかも知れないが、血の量が少なくてリアリティに欠けるように思う。
普通、○○○が△△△△△△たら、動脈出血で「血液ぶっしゃ~!!」になるはず。そのあとは体の自動的反応で収縮するので…( ̄▽ ̄;)
(俺は何を書いてるんだろう…)

生き残ったはいいが、本当の地獄はこれからです、とばかりにソッコーでヤハ族がやって来ました。
痺れ薬を塗った矢を射かけて来ます。
いやー、いい腕してんなー!!
ピンポイントで○○射抜いておいての△△△でトドメですか。

薬で意識を失っていたが、運ばれる途中の船上で目を覚ますと…

ヤハ族の首狩長(戦闘隊長)が振り向きざまに
「バイヤ~!!」

首狩長はオシャレさんです!!
真っ黒ボディーにイエローフェイス。
そしてなんかの角でキュートにキメてます!!
目が覚めて目の前にこんなエキセントリックなのがいたら、そりゃビビりますよ!!

さあ、ついにヤハ族の集落に連れてこられてしまいました。
全身を朱に染めたヤハ族みんなでお出迎えです。
みんなでよってたかってナデナデしてくれます。
歓迎してるのです。
人としてではなく、肉として。

ヤハ族の長老がやたらファッショナブル!!
パイレーツオブカリビアンかと思いましたよ。

さあ、学生達はオリに入れられて…
おや、一人だけ残されて何か飲まされましたよ?…
台の上に寝かされてウトウトし始めると…

おもむろに長老がやってきましたよー!!
おもむろになんかブツブツお祈りいいながらおもむろに学生の目ん玉くり貫きましたyo!!
おもむろに口に運んでパクっ!!

(BGM)「うぎああああああっっっっっ~~~!!」

モグモグ…さてもうひとつ…
ブヂュッ!!ぢゅぶぢゅぶぶりゅんっ!! パクっ!!

(BGM)「うぎああああああっっっっっ~~~!!」

次は腕の付け根を…
ガンガンガンガンバキバキバキバキ…ドンッ!!

(BGM)「ウゲッ!!へあひうぎああああああっっっっっ~~~!!」

脚もきちんと付け根からね!!
ガンガンバキバキ………

という感じで、哀れな学生さんはダルマさんになりつつもビクンビクン断末魔の痙攣に勤しんでおられます。

で、最後は首チョンパされて、見守るヤハ族の皆さんに祝福の奇声を浴びました。

あとは石窯の中で蒸し焼きされて、へい!! おまちどう!! ロースト人肉でござい!!(≧∇≦)

集落中に人間が焼かれる薫りが漂いヤハ族の皆さんはご馳走を待つ笑顔で溢れています。

そんな、仲間が解体されていくのを驚嘆と恐怖と絶望の目で見ているしかなかった学生達ですが、仲間が焼かれる臭いを嗅ぎながら、本作中で私的に一番印象に残った名セリフが…

「あぁ~…友達が調理されてる…ぅぅ…」


このあとも、一人ひとりとヤハ族のお腹に入っていくのですが、最初の一人ほどのインパクトはないため割愛します。


それにしてもカリスマ活動家と目されていたアレハンドロ…
近年稀に見る超ゴキブリ級のクソ偽善者野郎。

ロス監督はこれでもか、というほどアレハンドロに人間のダークサイドを投影していきます。

ただ、皆が喰われていくなかで、ひとり片手でアレをシャカシャカやっていたのは一見、鬼畜に思えますが、実は心理学的には理にかなった行動なのであります。
例えばそれまで知り合いではなかった男女を狭い空間に閉じ込めて、先の見えない不安な状況にしておくと、エッチを始めるものなんだそうです。
まぁ、いずれにせよ笑いどころですけど。


とても皮肉が効いていたのは、一人の女性の学生が、捕らわれる前に
「あたしはヴィーガン(動物製品を一切使わないようにする思想や主義)なの」
と言っていたのですが、オリに閉じ込められてお腹が空いて、ヤハ族から食事(エサ?)を与えられて食べちゃうと、実はそれは××××××の「肉」だったという…


あとこれは観た方によって解釈は違うと思いますが、主人公のジャスティンが脱出するのを手助けするヤハ族の少年が描かれてますが、これはよくある御都合主義的展開と見せかけて実はシニカルな表現ではないかと私は思いましたよ。

皆さんは「ドナドナ」という歌をご存じですか?
私の世代では音楽の教科書にも載っていた歌なのですが、詞の内容は牧場から市場へ売られていくかわいそうな子牛をテーマになっています。

私も稚心に「子牛さんかわいそう…」と思ったものですが、歌を聴いたその日の夕食がスキヤキなんかだったりしたら「わー!!うまそう~!!」
と大喜びしてた訳でして、結局このヤハ族の少年も「家畜が解体されるのがちょっと可哀想って思っちゃうお年頃」なだけであって、決して彼女に特別な感情をいだいたから助けた訳ではない、と思っています。

そしてそのジャスティンも西洋文化における宗教的思想である、赦しの精神を最後は棄ててしまう。
どんなクソ野郎でも少なくとも命は助けてあげられるようにできたはず。

ジャスティンの名は、おそらく「ジャスティス」からきていると思いますが、彼女も結局自分の感情に逆らわない程度の「正義」しか持てなかったのです。


ロス監督は本作において、人間の様々な身勝手さを糾弾している訳ですが、特に社会問題を訴えて活動している人達が全て真剣に取り組んでいる訳ではなく、中にはそれを利用して自らの利益になるように企む者がいるし、活動目的ではなく、他の下心のある理由で参加する者もいることや、また例えばネットでその活動を周りも見てるから自分も一応、応援ポーズを取らなきゃ、とか考えているモニターのコチラ側の人間の「偽善」を考えさせてくれます。

YouTubeとか見て、いいねボタンを押しても現実の問題は解決されない…とロス監督はインタビューに答えていますが、正にその通りだと思います。


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ということでロス監督を絞殺…違った、考察して参りましたが、この人やっぱり変態気質だとは思うんですよ。

だって、主人公のジャスティンを演じてるロレンツァ・イッツォはロス監督の奥さんですよ。
その自分の奥さんを凌辱シーンに使おうというのだから、たいへんへんたいです。


でも映像に関しては、実はとても繊細なんだなと思いました。
冒頭は「食人族」をオマージュする、どこまでも広がっているような緑のジャングルを鳥瞰のショットで捉えていますが、私はそこですでに映像に魅せられていました。

インパクトのあるセンスの首狩長と長老のキャラクターデザインも大好きです。

生命力を感じさせる緑のジャングルと、朱に染まるヤハ族とのコントラスト。

緑と赤の補色関係が生み出すドギツイ空気感が、文明人を名乗る学生達とヤハ族との捕食関係をさらにドギツイムードにしております。

それにしても本作はキャノンのCINEMA EOS SYSTEMで撮影されていますが、凄く綺麗な映像で撮れるし、今後は増えていくんじゃないかと思います。


さて、本作はわりとグロさをコントロールしていて見やすかったと個人的には思いますが、それでもやはり映像にショックを受ける方が大勢いらっしゃると思いますので、お勧めはできません。
あくまで自己責任でのご鑑賞をお願いいたします。

私達Filmarksグログロ探険隊メンバーで鑑賞したときも、途中退席されたお客さんがとても沢山いました。
可哀想に、おそらく吐きに行ったのだろうと思われる方もいて、凄い勢いで席をたったり、扉を開けて出ていく音が聞こえてきました。

それから、本作に関して高校生ユーザーの方々から「観たい!! いや、観る!!」という声が聞こえてくるのですが…

私は反対させて頂きます!!
R18だから、ということだけではなくて、こんな映画を観る時間があるのなら、もっと若いときにだからこそ観ていただきたい映画に時間を使ってほしいからです。


ということで話題作には違いない本作ですが、グロさを興味本位で観るのではなく、ロス監督の描く人間の善悪感覚格差をテーマに据えながらご鑑賞頂きたいと願う次第でございます………



アレハンドロがいう「考えるな!! 行動しろ!!」…
ヤハ族は正に考えたりする前に行動いたします…

続編「Beyond The Green Inferno」が作られたら、何も考えずに観に行きたいと思います。
Filmarksグログロ探険隊と共に…!!( ̄- ̄)ゞ


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さて今回はなんと、総勢9名での観賞会になりまして感謝感激です~!!(≧▽≦)


◎Takaちゃん
今回の観賞会のきっかけとして本作をリクエストしてくれてありがとー!!

◎片腕ファルコンさん
前もってみんなのチケットを買って頂いてありがとうございました!!
おかげさまで皆で横一列で観られました~!!

◎ChiyokoKamakuraさん
しょこたん似のチヨコさん!! お土産に美味しいチョコをありがとうございました!! 野獣に囲まれて、映画内容より怖かったと思います!!

◎MASAYAさん
ディープなネタで盛り上げていただきましたね!! 次回も熱く語りたいので、よろしくお願いします!!

◎Pom39さん
映画も映画以外も深い情報凄いっす!! お友達も連れてきて頂き、ありがとうございました!!

◎はっむさん
Pomさんとの鑑賞の予定が、あんなカルト集団での鑑賞になってしまい、すみませんでした!!

◎コブラ11さん
Filmarks始めて間もない中を、おそらくドギマギしながら参加して頂き、ありがとうございました!! 貴方は勇者ですよ!!

◎まぴおさん
スペシャルサプライズゲストで盛り上げて頂き、ありがとうございました!! 私の幹事の至らないところもフォローして頂き、たいへん助かりました!!


全員が揃うまでロッテリアの狭い席ですみませんでした!!
でも盛り上がりましたねぇ~!!(≧▽≦)

観賞後もさらにヒートアップして、端から見たら恐ろしい集団と化していたに違いありません( ; ゜Д゜)



次回は高校生や主婦のユーザーさんでも参加出来るような観賞会をしたいのですが、皆様の
ご意見をお待ちしてしております(^-^)


こんなお馬鹿な駄文を最後まで読んで頂いた方に心から感謝しております~!!m(__)m