しゅんかみ

グリーン・インフェルノのしゅんかみのレビュー・感想・評価

グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)
4.8
 めちゃくちゃオシャレに伏線を回収して、テーマ性もある上に、笑えるシーンもたくさんあって、娯楽として素晴らしい映画でした!「残酷人食い映画」という部分が許容できれば!


 食人族の出てこない序盤はやや退屈ではあるんですが、そこに散りばめられた数々のキーワードが、自然に後半への布石になっていて大変良かった。
 特に素晴らしいのが、アレハンドロという主人公の所属する社会運動グループのリーダーというキャラクター。彼は観客にとって一番苦しんで死んで欲しいヤツになっていくんだけど、その彼の、特に食人族に囚われてからのからの振る舞い方が、クズすぎて最高に笑えつつある意味では芯を突いた言動や行動になっているのにハッとさせられたりもした。


 食われ方にもいちいちバリエーションがあって、サービス精神旺盛でしたね。オーソドックススタイル、突然混入スタイル、マリファナ添えスタイル、アリスタイル、活造りスタイル…
  …まあ正直言いますと、この映画の目玉であるこの食人シーンは結構ゲッソリしましたね。グロいのは強い方だと思ってたんだけど、それでも結構キました。
 でも、それでいいと思うし、それが面白かった。それに、のめり込んで観てないとそうはならないし。

 エンドクレジットのスタッフやキャストの名前の横にツイッターアカウントが書いてある、というスタイルだったのは笑いましたが、初めて見たので面白かったですね。あれは観ていきなり感想リプを送りつけて良いということなんでしょうかw
 エンドクレジットといえば、終盤でクレジットされている『食人族』のブルーレイ発売に反対した人たちがいたそうで。そういう人たちこそこの映画で食われる奴らと同類だということもものすごく良く分かる映画でしたね。


 そういえば後で知ったんだけど主人公のジャスティンはイーライ・ロスの奥さんだそうで。
 奥さんに何させてんだ!とは思いつつ、そうでないとイーライ・ロスの妻は務まらないのかも知れん…とも思ったり。