良くも悪くもイーライ・ロスの現代版食人族。僕は大変満足しました。Tシャツも買ったし。
多分映像技術がどれだけ進化して、スプラッターやグロ表現が激しくなっても、オリジナルの食人族のようなエゲツなさは表現不可能なんだろうなと思ってたので、イーライ・ロスの思い切りの良さ、自分流で描いた食人族はとても成功していたし、観てて気持ちが良かった。
大自然はひたすら美しく、そこで生きる人々の描き方も凄く良かった。食人だろうが野蛮な習慣だろうが、その土地に根付く文化をインテリぶって外野が叩くといつか痛い目見るぞっていう。
最後に最高のカタルシスを期待したけど、まあ、そうなるだろうなってラストだった。野蛮な文化も、野蛮で醜悪な現代人の前では儚く散るのみってのが悲しい。
