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グリーン・インフェルノのOhのレビュー・感想・評価

グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)
3.6
森林伐採を行う企業を食い止めるために、ペルーに飛んだ環境保護活動グループの学生達。阻止には成功したものの、強制送還のため乗せられた飛行機がエンジントラブルにより不時着。僅かな生存者達は原住民に捕まってしまう。

未開の地の原住民を保護するはずだった意識高い系の学生達がむしろ食べられてしまうという内容。よく知りもしない文化にドヤ顔でずけずけと介入することが、いかに「余計なお世話」だったか身をもって知る羽目になる。倫理観のグレードが一気に目減りするキャラクターの姿も滑稽で、随所に皮肉が効いていました。

食人シーンも、ちゃんと余すところ無く調理して頂いてる描写に感服。グロテスク描写は少ないかもしれませんが、ここぞ!というところに絞られていたため、部位が直接映ってないシーンでも、自然と脳内で嫌な補完をしてしまうというか…「あの白いとろろみたいなのは何だろう…?」とか。

エンドクレジットになっても油断できない仕掛けも良かったですな。もっと無茶苦茶な作品かと思いきや、むしろ展開が整理されていて、凄惨なのに痛快な作品。
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