これは面白かった！至る所に皮肉やブラックジョークが散りばめられていて飽きない。伏線回収もちゃんとしてくれる。さすがイーライ・ロス。
いわゆる意識高い系大学生の主人公たち。初めのうちはいけ好かなかったので痛い目に遭うのを楽しみにしていたんだけれど、段々個々の良いところが見え始めてきたら情が移って可哀想になってしまった。アレハンドロほど清々しいクズは逆に好ましい。
協力した現地の人たちも自然な演技で良かった。普段はもちろん人肉なんて使わないんだろうけど、その手慣れた調理風景は素なんなんだろうな～という感じ。
元ネタの食人族は中学生の時に友人から薦められて試してみたものの、序盤の亀の解体シーンでギブアップしてしまい最後まで見ることができなかった。調べたら本物を使っていたようだし…。
それに比べれば残酷描写はあれど大分こちらはマイルド。私は本物志向ではないのでこれくらいがいいや。
