みれい

グリーン・インフェルノのみれいのネタバレレビュー・内容・結末

グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

(字幕版鑑賞)

ずっと怖いもの見たさで気になっていた作品。
こういうの苦手なのにどうして観たくなってしまうんだろう。
気になってはいたけれど、絶対やばいと思って観れないでいた。
ていうか観ようとはしていなかった。

今日なんとなくチャレンジしてみようと思い、観てみたら意外といける。
思ったほどではなかった、耐性ついてきたのかな。
確かに目を覆いたくなるようなシーンばかりだけど、あそこまで派手だと逆に見れてしまう。

ジョナがいい人だったから、余計一番先にああなってしまったのは心が痛かった。
村に入り込むまでが長いなぁと思いながら観ていたけれど、思ったよりグロいシーンが長くなくて安心した。
しばらく食欲がなくなり、観たあと食べようとしていた夕食のお肉が食べられなかった。
でも刺激が欲しくてたまにこういう映画も観たくなる。
なんだかこういう映画は平和な日々の有り難さを実感することができる。

カニバリズムは到底理解できないし、肯定するつもりもないけれど、こういう文化のある民族は動物の肉を食べるのと同じような感覚で行っているんだろうなと思った。
自分と同じである人間を食べるのとは全然違う気もするけれど。
恐ろしいけれど、本人たちは悪気がないしそれが習慣なんだよなぁ。
でも私達は動物に同じようなことをしているわけだから、感謝して命を頂かないとなと改めて思った。

助けようとしていた民族に襲われてしまうっていう。
アレハンドロは嫌な奴だな。
自分のことしか考えていなくて、平気で仲間を犠牲にする。
偽善者っぽいのに、あんなに危険なことをしにいくのがすごいと思ったけれど。
最後ジャスティンは助ける気になれなかったんだろうな。

自殺した子もいたけれど、あんな環境に置かれたら自殺した方がましだと思った。
自分でもそうすると思う、想像したくないけれど。

どうしてジャスティンは真実を言わなかったんだろう。
アレハンドロを置き去りにしたのをバレたくないとか、あの民族が生き残れるようにと考えてとか色々あるんだろうけれど、あれを見てからだと言ってしまえよ!と思ってしまう。
まぁあの民族は悪くないんだけどね。
それなのに殺されてしまうのも残酷だと思うし。

こういう文化とか習慣とかって難しいな。
ただグロいだけだと思ってたけれど、思ったよりメッセージ性のある映画だった。
観たことを後悔はしていない。
もう二度と観たくはないけれど。
みれい

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